【いえうる豆知識】太陽光発電付住宅の売却のポイント
太陽光発電設備が付いている住宅は、発電ができて節電できるので売却する際のメリットになるように思われがちですが、実はデメリットもあることをご存知でしょうか?
今回は太陽光発電装置付きの住宅を売却する際に気を付けていただきたいポイントを解説します。
目次(本記事の内容)
太陽光発電装置付き住宅の魅力とは?
太陽光発電装置付き住宅の魅力は大きく2つ。
「発電した電気を売ることで副収入が得られる」ことと、「電気代を節約できる」ことです。
発電した電気を売ることで副収入が得られる
個人の住宅で発電した電気を売却できる「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が2009年からスタートし、住宅に太陽光発電装置を設置してから10年間、一定の価格で電力会社に売却できるようになりました。例えば2016年に太陽光発電装置を設置した場合、2025年まで一定の価格で電力を売却できるということになります。
電気代を節約できる
発電した電気を自家消費することで電気代を節約することができます。蓄電池があれば、発電した電気を貯めておき、必要になった時に使用することができるので、より電気代を節約することができます。蓄電池があれば、停電時の備えにもなるので安心です。
太陽光発電装置付き住宅が高く売れるケース
太陽光発電装置付き住宅の大きなメリットは副収入を得られることですから、売電期間が長く残っていると売却価格を上乗せすることができます。上乗せできる金額は、売電期間によりますが、残っている売電期間にどれくらいの売電収入が得られるかが目安となります。
売電期間があまり残っていない場合や売電期間が終わっていても、蓄電池を導入していると高く売れる可能性があります。蓄電池は安い物でも100万円前後と言われていますので、蓄電池の有無は売却価格に大きく影響します。
太陽光発電装置付き住宅のデメリット
メリットも大きい太陽光発電装置ですが、売却の際には設置されていることがデメリットになってしまうケースもあります。
売電できる期間が終わっている
売電できる期間が終わっていると太陽光発電装置自体が必要ないと考える人もいます。蓄電池があればその後、電気代の節約や停電時の備えとして役立てられますが、蓄電池がない場合にはそれも難しくなります。新たに蓄電池を購入するにしても気軽に購入できる金額ではありませんので、太陽光発電装置付きの家にメリットが感じられなくなる場合もあります。
維持費がかかる
太陽光発電装置は維持にも費用がかかります。災害で破損する可能性もあります、強風で飛んで行ってしまう可能性もあります。そして、経年劣化もありますから定期的なメンテナンスも必要になります。保険に入っていれば災害の被害を補償してもらうこともできますが、そもそも保険料が必要になります。発電装置の利用には様々な費用がかかることがデメリットと感じる人もいるでしょう。
撤去したほうがよいケースも
太陽光発電装置をデメリットと考える方もいらっしゃるので、売却する前に太陽光発電装置を撤去したほうがよいケースもあります。
それは、売電期間の残りが短い場合と蓄電池を導入していない場合です。
売電期間が短く、売電による収入があまり期待できない場合には太陽光発電装置があることにメリットを感じないと考える方も多いため撤去することを検討してもよいでしょう。蓄電池を導入していない場合も、売電期間終了後は太陽光発電装置があるメリットがあまり大きくないため、撤去を検討してもよいでしょう。
また、太陽光とセットで、蓄電池を導入していても設備が古くなっている場合も撤去を検討しましょう。売電期間が終了した後も使い続け、設備自体が古くなっていると発電効率も下がり、メンテナンス等にかかる費用も増えてきます。設置している金具等が劣化してくると装置の落下や自宅の破損などが起こる可能性もありますので、撤去を検討したほうがよいでしょう。
まとめ
太陽光発電装置付きの住宅を売却する際にポイントになるのは、「売電期間」と「蓄電池の有無」です。売却後、その住宅で暮らす人にどれくらいメリットがあるかどうかを考えて、売却方法を検討しましょう。
そのまま売却したほうがよいのか、どれくらいで売却できるのか、撤去したほうがいいのかなど、太陽光発電装置付き住宅の売却に関するお悩みもいえうる窓口で受け付けております。お気軽にご相談ください。
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