【いえうる豆知識】不動産買取とは?買取の種類やメリットデメリットも解説!

公開日 2024年5月27日

住宅の売却方法には「買取」と「仲介」がありますが、近年「住宅を買い取ります」という広告等を目にすることも多くなり、買取に興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、不動産買取についてその仕組みやメリット・デメリットを解説します。

不動産買取とは?仲介との違い

不動産買取とは、転売することを目的に住宅を不動産会社に売却することです。
戸建て住宅の買取の相場は一般的に市場価格の8割程度とされています。買い取る不動産会社は市場価格から転売利益として1割、転売するための修繕費として1割を引くため、8割程度が相場になります。但し、築浅物件のように修繕が必要ない物件については9割で買い取ってもらえることもあります。また、大規模リフォームや取り壊しが必要になる物件は市場価格の5割程度になると言われています。買取価格はその物件の条件・状態によって大きく変わります。

一方、仲介とは、不動産会社が仲介して、個人が個人に住宅を売却することを指します。
仲介の場合は住宅を売却したい人が不動産会社と媒介契約を結び、その不動産会社が広告を出すなどして販売活動を行います。買い手が見つかり売却できたら、不動産会社に対して取引額に応じた仲介手数料を支払います。

買取の種類

不動産買取には「即時買取」と「買取保証」の2つの種類があります。

即時買取

即時買取とは、訪問査定を行った後、不動産会社が買い取ってくれます。訪問査定は1回で済むことがほとんどで、早くて1週間、遅くとも1カ月程度で売却することができます。査定した買取額に納得できればすぐに売却できますし、買取額の交渉を行えば多少時間がかかります。

買取保証

買取保証とは、即時買取と仲介を組み合わせたような仕組みで、一定期間、仲介して販売活動を行い、その期間に買い手が見つからなかった場合は、事前に約束した金額で不動産会社が買い取ってくれます。

仲介で買い手が見つかれば市場価格で売却できますし、仲介で買い手が見つからなければ不動産会社が買い取ってくれるので、確実に売却できます。一般的に買取保証の仲介期間は約3カ月とするケースが多いようです。

買取のメリット

買取の主なメリットは以下の通りです。

  • 早く売ることができる
  • 確実に売ることができる
  • 仲介手数料がかからない
  • 近所の人に知られることなく売ることができる

買取の最大のメリットは、早くそして確実に売却できることです。不動産会社が査定を行い、その金額に納得できれば売買契約ができますので、2週間から1カ月程度で売却できます。そして、仲介と違い売却するときに仲介手数料がかかりません。

また、基本的に売却するための訪問査定は1回で済むため、近所の人に知られることなく売却できます。仲介では販売期間中に何人か購入希望者が家を訪れたり、インターネット広告やチラシなどで宣伝もするため、自然と近所の人に売却していることを知られることになります。近所の人に売却することを知られたくない人にとっては、買取は大きなメリットになるでしょう。

買取のデメリット

買取の主なデメリットは以下の通りです。

  • 市場価格より安くなる
  • 買取してもらえない場合もある
  • 買取会社が少ない

買取は早く、確実に売却できますが、必ず市場価格より安くなります。さらに、物件の状態や立地によっては買取してもらえないケースもあります。需要が少ないエリアの物件やリフォームしても売却が難しいような物件は、買取してもらえない場合がありますので、注意が必要です。

また、戸建て住宅の買取をしている会社はあまり多くないのが現状です。買取は価格が低くなりますので、複数の不動産会社から見積もりを取って価格を比較して売却先を決めたいところですが、比較するための不動産会社を見つけることが難しい可能性があります。

買取に向いている物件

買取のメリット・デメリットを踏まえ、考えられる買取に向いている物件は以下の通りです。

  • 早く売りたい時
  • 不具合の多い物件
  • 事故物件

買取なら不動産会社の査定した金額に納得できれば、すぐに売却できます。早い人なら2週間で売却できるケースも。1日も早く売りたい時には買取がオススメです。そして、不具合が多い物件・事故物件など、仲介では買手が見つかりにくい物件も、買取がオススメです。売却価格は低くなってしまいますが、不動産会社の査定で値段が付けば売却可能です。

一方で、買取より仲介が向いているケースもあります。
例えば

  • 売却を急がない時
  • 立地がよい物件
  • 築年数が浅く物件
  • リフォームをしたばかりの物件

などです。

じっくり買い手を探す時間がある場合は、仲介を利用して市場価格で売却できる機会を待ってもよいでしょう。
また、立地が物件の状態が良い場合も買い手が見つかる可能性が高いので、仲介が向いていると言えるでしょう。

まとめ

不動産買取を利用すると、売却価格が相場よりも低くなってしまいますが、早く確実に売却できることは大きなメリットです。「自宅を手放したいけれど、あまり時間をかけたくない」「早く自宅を売却したい」という方には買取がオススメです。また、仲介か売却か悩む場合には「買取保証」を利用してもよいでしょう。
住宅の売却を考えている方は、まずは査定を依頼してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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