【不動産会社の選び方~後編~】担当者選びや会社選びの注意点を解説!
家を買う、家を売るといった住宅売買をスムーズに進めるためには「不動産会社選び」が重要という点を「前編」でお伝えしました。
今回は、住宅売買を成功に導く「担当者の見極め方」や「会社選びの注意点」をご紹介します。これから家を買う予定の方、買換えで売却を検討中の方もぜひチェックしてください。

「担当者選び」はなぜ大切なのか?
前編で紹介した「不動産会社選びの3ステップ」の3番目「担当者選び」は実は一番需要です。不動産会社に訪れると、こちらが選ぶ余地もなく担当者がつくと思います。担当者をみて不動産会社選びの最終ジャッジがされると思いますが、何となく「人柄が良さそう」とか「フィーリングが合う」では心もとないのも事実です。最近は制度、税制、建築などの変化も著しく、複雑化し、高度な知識とスキルが必要となります。
一般の方が「良い担当者」を選ぶのは容易なことではありませんが、下記のような5つのポイントを抑えれば、しっかり見極めることも可能です。
「担当者選び」5つのポイント!
①宅地建物取引士の有資格者であるか
不動産取引を行う上で欠かせない宅地建物取引士の資格有無は最低限チェックしましょう。契約前に行う重要事項の説明は宅建士の独占業務。宅建士が責任を持つ法律行為となるからです。
②質問に対して適切な回答があるか
住宅購入の過程には様々な疑問が生じます。法律や税金、手続きなど、こちらの質問に対しての回答が明確で根拠を伴うものかどうか、自身で調べてみることも大切です。
③意図をしっかり読み取ってくれているか
希望する条件や内容の意図を汲み取り、要望に応えてくれているか、さらには気持ちの良いコミュニケーションがとれるかも重要です。万が一違和感を感じたら、②③ともに他の担当者に尋ねたり、他社にセカンドオピニオンも検討したりしましょう。
④メールや電話のレスポンスの早さ、フットワークは軽いか
メールへの返信や電話の折り返しなどが極端に遅い場合は不安を感じると思います。常に他の購入者との競争になる不動産売買にはフットワークの軽さも重要です。こちらとリズムが合うかも、見極めポイントとなります。
⑤デメリットも伝えてくれるか
良い面だけを伝えて、デメリットやリスクを全く伝えない担当者も要注意です。様々なリスクを把握することは不動産売買で必要なことですので、両面を話してくれる方を選びましょう。
物件情報サイトからの問い合わせは要注意!その理由は?
「不動産会社選び」で避けた方が良いのは、実は「物件情報サイトを活用して問い合わせを進める」こと。多くの方が普通に行っている流れですが、注意が必要です。
物件情報の大半が元付業者が広告を出しているから
前編の記事内で、物件情報サイトに載せている不動産会社でなくても、どこの不動産会社でも同じ物件を購入することができるとお伝えしましたが、物件情報を掲載している不動産会社は、その大半が売主から物件の売却を依頼された不動産会社(元付業者)です。
元付業者の役目は「早く高く売る」こと
元付業者は売主から預かった物件を「早く高く売る」ことが役目。法令上定められた告知以外、例えば「相場より高い」「将来の資産価値」「将来的なリスク」などは、買主に伝えずに売主に損がないように売却を進める可能性があるのです。
担当者の良し悪しが把握しにくい
前途の通り、「担当者選び」は重要なのですが、物件情報からの問い合わせは、不動産会社選びの下調べがないので、会社やスタッフの特徴がわからないまま担当者がついてしまいます。
良い担当者にあたればラッキーですが、当たり外れがあるのも否めません。大きな金額が動くものなので、慎重に動きましょう。
不動産会社を途中で変更することは可能?
もし、不動産会社サイトで、元付業者に問い合わせした場合は、変更は難しいと覚えておきましょう。
不動産会社は横の繋がりを重視しているので、仲介業者の一方的な途中変更を「マナー違反」と捉えて、トラブルになるケースが存在します。
その理由からも最初に「不動産会社選び」をすることが重要です。
「担当者選び」もいえうる窓口で相談を!
不動産会社選びや担当者選びに自信が持てない、現在の担当者が自分に合っているか、適切なアドバイスをくれているか心配…。どんなお悩みも、ぜひ「いえうる窓口」でご相談ください!
豊富な経験や専門知識を持つスタッフと「住宅売買」に関わる様々なことを相談できます。お買物がてらお気軽にご来店くださいね。