【お悩み相談】シニアの住み替え~戸建て編~

公開日 2024年2月5日

今回は【お悩み相談】シニアの住み替え~マンション編~の続編です。マンション編もぜひ併せてお読みください。

「子供達が独立して、夫婦2人で生活するには家が広すぎて、住み替えを考えている」という相談で、ご来店いただいた60代のYさん夫妻。買い替えするなら、マンションがいいか、戸建てがいいのか、メリット・デメリットを確認しながら検討いただいております。

今回は戸建てに住み替えするメリット・デメリットを一緒に考えていきたいと思います。

シニアの住み替え:戸建てを買うメリット

今まで戸建てに住んでいたなら、自由な戸建てライフはやはり居心地がよいと思います。

家庭菜園やアウトドアが楽しめる

畑で野菜を栽培したり、花壇を整備したり、土弄りが好きな方は庭付き戸建てがおすすめです。

息子さん夫婦が遊びに来た際に、お庭でホームパーティーを楽しむこともできますし、最近では気軽にBBQをできる機材も販売されているため、お手軽BBQを行うシニア夫婦も増えています。アウトドアがお好きな方は、戸建ての方が暮らしを満喫できますね。

内装や外構も自由にできる

自己所有の戸建てなら、自分達の好きなように装飾し、自分達の意志で改修工事なども実施できます。

「カーポートが欲しい」「壁の汚れや劣化が気になる」「クリスマスには少々イルミネーションしたい」など、自分達の嗜好やライフスタイルに合わせて暮らしやすいように変更できるのは大きな魅力です。

ペットを飼える

犬や猫を飼っている方や、老後は新しい家族を迎えたいと考えているなら、ペットを自由に買うことができる戸建てがよいでしょう。ペット飼育可能なマンションもありますが、頭数や大きさに制限があったり、鳴き声が響かないか気になったり、まして賃貸なら壁に傷をつけないか気になったり…ペットライフを楽しみたいなら戸建てがおすすめです!

資産として土地を残せる

将来、建物が老朽化した際にも、子ども達に土地という資産を残せることは大きなメリットです。しかし、田舎の土地など、活用しにくい立地の場合は相続しても困る場合があるので住み替えの際は将来的な部分も含めて検討してみましょう。

ご近所付き合いが密接

マンションよりも戸建ての方が、路上で挨拶を交わしたり、夏祭りや町内清掃など地域の行事があったりと、ご近所の方との付き合いも密接になります。近隣住民の方と自然にコミニティが形成されるため、ご近所付き合いもスムーズです。顔見知りが多ければ、震災など万が一の際にも安心感があります。

シニアの住み替え:戸建てを買うデメリット

シニア世代が戸建てに住替えるデメリットもあるので、チェックしてみましょう。

改修工事は自己判断・自己責任に

家の不具合が気になっても、修繕をするべきかどうか、自己判断になります。マンションのような修繕積立金もないので、自分達で計画的に修繕費を貯金しておく必要もあります。

時には、外壁の劣化を指摘しリフォームを進める訪問営業などもあり不安になることもあります。

2階が不要になってしまう場合も

年を取ると足腰が弱くなり、階段の昇り降りが億劫になり、2階建てを購入しても不要になるケースも多いようです。
中古物件で出会う機会が少ないと思いますが、予算が許すようであれば、平屋の戸建てはおすすめです。

マンションより段差が多い

戸建ての構造上、水はけなどの兼ね合いで道路から玄関までの段差が生じます。また玄関土間から床の段差もあります。若い頃は気にならなかった少しの段差もシニア世代では気になる事も。バリアフリー対応のリフォームが余儀なくされるケースもあります。

ロケーションの問題。アクセスが悪い立地も

好条件の戸建ては郊外で見つかることが多く、地下鉄の駅が遠い、バス本数が少ないなど公共交通機関の利用が不便な場合もあります。またせっかくゆとりある戸建てでも、近くに商業施設や病院が少ない環境では快適な生活とはいえません。

自動車が運転できないと生活に支障をきたすほど交通アクセスが悪い場合は、免許返納後は大変です。将来の暮らしをイメージして購入しましょう。

シニア世代の住み替え:結局おすすめは?

シニア世代が住替える場合、購入か賃貸か、そしてマンションか戸建てかによっても、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりました。

Yさん夫妻は、当初は管理体制が万全なマンションに惹かれていたようですが「家庭菜園がしたいので小さくでもいいから庭が欲しい。県外に住む息子夫婦が宿泊できる部屋がひとつは欲しいので平屋の戸建てが希望」とのことで、戸建てへの住み替えを検討中です。

どの選択がベストか。その答えは家族ごとに異なり、一概にはいえないものです。ライフスタイルと費用、年齢や趣味、嗜好も踏まえながら、じっくり検討してみましょう。いえうる窓口では、それぞれのご要望をヒアリングしながら、ベストな選択を模索していくため、ぜひ気軽にご相談ください。もちろん、ご相談は無料です!

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