【お悩み相談】ペットを飼っていた家の売却は難しい?

公開日 2024年1月8日

「猫を飼っているのですが、売却時に不利になりますか?」

先日、住み替えを検討中で相談をしたいというNさんからこんな質問がありました。犬や猫など、ペットを飼っているご家庭が増えている昨今、「ペット飼育をしていた家を売りたい」という悩みも以前に増して増えているのではないでしょうか。

今回は「ペットを飼っている物件は不利になるか」「売却するための対策」を考えていきたいと思います。同じケースで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

ペットを飼っていた家の売却は不利?

不利かどうか…。その答えは購入される方が気にされるかどうかに左右されると思われます。もちろん、高く売りたいからとペットを飼っていたことを隠すのはやめましょう。しっかり要因と対策を練れば、売却もできるはずです。

では実際に、ペット飼育の住宅は、どんな点で不利になるか、要因をピックアップしていきます。

壁や床の傷

猫が壁で爪とぎをしたり、犬がクロスをかんだり…、また床にも爪の傷がついていたり…。室内で自由にできるように飼育している場合は、ある程度の傷はつくものです。

当然ながらマイナスポイントが一目瞭然ですので、あまりにも酷い傷があれば、物件の印象は悪くなってしまいます。

ペットの臭い

飼い主さんはあまりに気ならないかもしれませんが、動物が苦手な人やペットを飼っていない人は、意外とペットの体臭に敏感なものです。犬や猫だけでなく、小鳥やモルモットなど、それぞれのペットに独特の臭いがあります。

体臭や排出物の臭いは壁紙などにうつって、それがなかなか抜けないので、内覧の前には脱臭など対策をとる必要があります。

ペットによる害虫

お外を散歩する犬や猫の体に付着したノミやダニが家の中で増えてしまう可能性があります。害虫を気にされる方もいるので注意しましょう。

動物アレルギー

購入検討者のご家族に猫などの動物アレルギーがあると、気にされるケースがあります。くしゃみ、鼻水、ひどい方なら喘息など大きな病気に繋がることもあるので要注意。お掃除して売却しても、気づかない場所に毛が付着していて、症状がひどい方なら敏感に反応してしまうことがあります。

ペットを飼っていた家を売る対策

物件価値が下がったり、売却しにくくなる要因はありますが、対策次第ではスムーズに売却できるため、次のような対策を施してみましょう。

壁や床の傷を補修する

壁のクロスやフローリングの傷は、細かい傷の場合は補修キットで修復したり、傷がひどい箇所は専門業者に補修や交換をしてもらうようにしましょう。

脱臭クリーニング

通常のハウスクリーニングに加えて脱臭まで行ってくれる業者さんもあります。壁紙に染み付いた臭いは壁紙を貼りかえる方が効果的な場合も。費用のバランスを考えながら、検討してみましょう。

ペットを飼う人、飼っている人に売る

ペットを飼っている人や、これから飼う予定の方であれば、傷や臭いなどもさほど気にならないと思います。

造り付けのゲージやトイレスペース、玄関にペット用の足洗場、キャットウォークなどがある場合は、逆に強みになる可能性もありますので、ペット用設備があればアピールしてみましょう。

「ペット飼育」は隠さないで…

ペットを飼っていたことは不利になる要因はありますが、ペットを飼育していたことによる「傷」「臭い」などの心配事をはじめからしっかり公表して、理解していくれる方に売却することで後々のトラブルを避けることができます。

隠して売却した後に、動物の毛によるアレルギーが発症し、ペット飼育の事実が発覚してしまうこともあり、トラブルになる可能性もありますし、何より購入していただいた方が体調を崩されたら心苦しいもの。必ず、飼育していた事実は公表しましょう。

Nさんの対策は?

ご相談に来られたNさんは、傷がひどい部分のクロスは交換し、ハウスクリーニングで脱臭をして売却予定とのこと。猫ちゃんが寛げるキャットウォークなどがあるので、そのあたりをアピールしながら売却活動を進めています。

ペット飼育物件の売却ついてお悩みの方。ぜひ一度「いえうる窓口」にご相談ください。

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